ナパワイン特集 初心者も楽しめる!カリフォルニワイン厳選10選!シャンフェ東京のオーナーが解説!
シャンフェ東京とワイン
今回はワイン好きオーナーが厳選した、日本で飲めるカリフォルニアワインとナパワインをご紹介します。
ナパのワインの歴史を変えた生産者
なぜナパが有名なのか?
ナパ・バレーはアメリカのカリフォルニア州にある世界的に有名なワイン産地の一つで、特にカベルネ・ソーヴィニヨンが高く評価されています。温暖な気候と多様な土壌が生み出すワインは、温厚で芳醇な味わいが特徴です。また、シャルドネやメルローなどの品種も生産され、ワイン愛好家の憧れの地とされています。
ナパは夜から朝にかけて寒く、霧のベールが掛かることで更に実が引き締まることで甘くなり、豊富な雨と霧を運んでくる風、日照時間が長いこと、全てが美味しい葡萄を育てるのに最適な環境となっています。
日照時間の長い葡萄栽培に適した土地
シャンフェ東京オーナーが選ぶおすすめナパワイン
そんなシャンフェ東京のオーナーはナパを何度も巡り、ワインの知識を培ってきました。 実際にロサンゼルスに住んでいた時には、ナパのワイナリーの方が直接お店にご来店され、毎月のようにテイスティングを行っていた事もあるため、ナパワインの知識が身につきました。
今回はそんなオーナーのおすすめ、日本でも手に入るカリフォルニアワインシリーズとして、厳選した10種類のワインをご紹介します。
・The Prisoner Wine Company ザプリズナーワインカンパニー
Wine Tasting Room / プリズナーの美しいテイスティングルーム
プリズナー・ワイン・カンパニーは、カリフォルニア州ナパに拠点を置く一番勢いのあるワイナリー。
プリズナーワインカンパニーの社長は、直接シャンフェ東京にお越しいただくこともございます。また、ナパのプリズナー社へオーナーが通ったりと、シャンフェ東京とはゆかりの深いワイナリーでもあります。
ナパでは日本で飲め事の出来ないボトルが多数あるのが魅力
ナパのテイスティングルームでは食事とのペアリングも出来ます。日本では手に入らない現地のみのワインが飲めたりと非常に楽しいです。
また全米で高い評価を受け、またワイン造りの技法にもこだわっており、アートのようなワインづくりを追求しています。
ラベルも商品名も非常に奇抜で、一度味わったら忘れられないほど鮮烈で、ワイン愛好家を魅了し続けるデザイン。
その中でも、レッドブレンドはアメリカ国内の高級ステーキ屋さんで必ずワインリストに載るほどの人気ワイン。
The Prisoner / Pinot Noir
シャンフェ東京でも日本で手に入るプリズナーのほとんどの種類を常備しており、特にシャンフェ東京で人気を集めるのが、サルド。
ジンファンデルというあまり飲むことのないワインですが、肉料理にピッタリで、ワインとして重すぎず、ベリーと胡椒感溢れる凄く美味しいワイン。
価格も他のプリズナーのワインよりも比較的お手頃なのにも関わらず、男性のお客様は『これが一番好き』と言う事が多い。
・Domaine Carneros ドメーヌ・カルネロス
ナパのカルネロス地域に建つお城のような豪華なワイナリー
何度も全米No.1に輝くアメリカを代表するスパークリングワイン。
シャンパーニュの名門「テタンジェ」の品質を継承するカーネロスのブティック・ワイナリーです。オーナーのショーン自身もワイナリーに自ら行くこともあり、ロサンゼルスに在住していた時にも日常的に愛飲していたワイン。
Domaine Carneros / ドメーヌ・カルネロス
ワイナリーのテイスティングルームで店員さんが『世界で一番美味しいスパークリングワインです』と自慢げに出してくる程に美味しいワインです。
ナパヴァレー、カーネロス地区はカリフォルニアでも最も冷涼な気候のブドウ栽培地の一つであるため、シャルドネやピノ・ノワールの栽培には適しており、この2つの品種からエレガントで凝縮感のあるスパークリングワインを生産しています。
・パイン・リッジ Pineridge
Pine Ridge / Chenin Blanc + Viognier
1978年ナパの銘醸地、スタッグス・リープ・ディストリクトにワイナリーが設立されました。35年以上にわたり自社農園で葡萄を栽培し醸造するエステートワイナリーです。
ショーンもカリフォルニアのレストランで常にお客様に提供していたワインで、
『これは美味しい!』とワイン入門者も、ワインを良く飲む人でも喜ぶ驚きの白ワイン。
現在、シャンフェ東京でも料理に合うワインとして数々のお客様に愛されているワインです。
爽やかで本当に美味しい白ワイン
樽の独特な匂いもなく、少々の甘味と酸味が食事の邪魔をしない、ペアリングでも多様しやすく、リーズナブルに美味しくいただけるワインで、様々な料理にも相性も良く女性から大人気。
・GROTH グロス
美しいグロスのワイナリー
1982年にワイナリー「グロス」は設立され、この地で素晴らしいワインが出来ると信じた彼らの予感が正しいことは瞬く間に証明されます。
Groth / Cabernet Sauvignon
ロバート・パーカーがグロスの1985年カベルネ・ソーヴィニヨン・リザーヴにカリフォルニアワイン初の100点を与え、それはワイナリー設立から僅か3年での大快挙、その後も快進撃は止まらない大注目のワイナリー。
こちらのワイナリーにもショーンは訪問し、レストランでも常にメニューに載せていたワイン。
日本では知られていないが、カリフォルニアでは誰もが知る生産者
古民家みたいな作りのワイナリーの外で太陽の光を感じながらワインテイスティングを楽しめる、美しいワイナリーでもあります。
グロスは赤ワインも有名ですが、シャンフェ東京ではソービニヨンブランを用意しております。
・STAG'S LEAP WINE CELLARS スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ
STAG'S LEAP WINE CELLARS
超有名ワイナリー、スタッグス・リープ。
当店ではシャルドネとカベルネソービニヨンの両方を用意しており、カリフォルニアのワイン好きでスタッグスリープを飲んだことが無い人はいないくらいに有名なワイナリーです。
1973年にスタッグス・リープ・ワイン・セラーズのカベルネ・ソーヴィニヨン(現S.L.V.)がシャトー・オー・ブリオンやシャトー・ムートン・ロスチャイルドを抑え1位に輝いた試飲会が「パリ・テイスティング」
ナパのワインの歴史を変えた生産者
ナパワインを一躍有名にした超名門ワイナリー、現在においても、その名を知らしめています。
アメリカのレストランでも取り扱っていたワイン。ナパワイン好きなら知らない人はいない程の知名度があるワイン。
・KENZO ESTATE ケンゾ エステート
ai / Cabernet Sauvignon 藍・カベルネ ソービニヨン
日本では言わずとも知られた有名ワイン。
日本国内の数々の有名レストランで取り扱われているため、オーナーも外食の際によく頼むワイン。
紫鈴・紫、明日香、藍、と赤ワインの種類も豊富でシャンフェ東京では全種類常備。
なかなか手に入らないソービニヨン・ブランの朝露も大変人気で、一年に一度リリースされると、瞬く間に売り切れとなってしまう。
フルーティーな味わいや豊かな香りは、世界中のワイン愛好家たちを魅了し続けています。熟成によって深みを増すヴィンテージワインも人気が高く、飲みごたえのある味わいは、特別な人との特別なひとときにふさわしい逸品です。
ケンゾーエステートのワインは、豊かな味わいと洗練されたデザインが融合した、まさに芸術品のような逸品。
・CALERA カレラ
Calera Jensen ・Pinot Noir
カリフォルニアのロマネコンティと呼ばれる程の美味しいワイン。
1970年代に、ジョシュ・ジェンセン氏はカリフォルニアでピノノワールの可能性をひたすら信じ、改良に改良を重ね、ロマネ・コンティに比肩するとまで言われるワイン造りに成功。
2007年に英ワイン誌『デキャンター』でワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞、2008年には『ワイン&スピリッツ誌』でワイナリー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、世界中のワイン評論家から最高の評価を獲得するなど、今やカリフォルニアを代表する生産者の一人となりました。
オーナーのショーンも大好きなピノノワール。
ピノノワールが好きで、カリフォルニアワインが好きな人なら必ず飲んだことがある一本。
ライアン、ミルズ、ジェンセン、などとピノノワールだけでも沢山の種類が有り、どれもこれも本当に美味しい。
・Orin Swift cellers オリン・スフィフト・セラーズ
Papillon / Orin Swift Cellers
オリン・スウィフト・セラーズは、2002年に設立された比較的若いワイナリーでカリフォルニアのナパ・バレーに拠点を置き、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、ジンファンデルなど、多様な品種のブレンドワインの生産に拘っている。
複数の品種を組み合わせることで、個々の品種の良いところを活かし、バランスの良い味わいを作り出しています。オリン・スウィフト・セラーズのワインは、奥深く豊かな味わいが特徴です。赤ワインには、濃厚でダークフルーツの風味が広がり上品で洗練された味わいが楽しめます。
その中でも、パピヨン・Papillonのレッドブレンドがおすすめ。
美味しく豪華な味わいであり、 ブラックベリーと熟したブラックプラムの余韻が広がる、食事と合わせるという考え方よりも、『ワイン単品で美味しいワインを味わう』といった時に飲みたい一杯。
・DUCKHORN ダックホーン
Duckhorn Vineyards / Merlot
ナパのメルローの先駆者
ナパのダックホーンワインは、1976年にメルローを中心に栽培を始め、1982年に最初のDuckhorn Merlotをリリースしました。
カリフォルニアのメルローと言えばダックホーンと言っても過言ではない程に有名なワイナリーです。
メルローが好きな人は一度是非飲んでみる価値のあるスーパーフルボディのワイン。
滑らかな口当たりに柔らかなタンニンが心地良く、みずみずしいプラム、ブラックベリー、チェリーを主体を感じ、非常に優れた長い後味です。
・Double diamond ダブルダイヤモンド
Schrader Cellars / Double Diamond ナパで最高得点を叩き出したワイン
シュレーダーセラーズの「ダブルダイアモンド」は、その卓越した品質が証明されている名作です。
2016年にワインスペクテーターから100点という極めて高い評価を受け一躍ナパを代表するワイナリーに。
この評価は、ワインのバランス、深み、エレガンス、そして余韻の美しさに対する評価の結果であり、ワイン界でも大きな話題となりました。
カベルネ・ソーヴィニヨンを主体にしたブレンドは、豊かな果実味と共に、シルキーなタンニンと複雑な香りを引き出しており、口に含むたびにその深みとリッチな味わいが広がります。余韻も非常に長く、時間をかけて楽しめるワインです。
その結果、このワインは「最高級のナパ・カベルネ」として、特別な日にふさわしい一本として、世界中のワイン愛好家から絶大な支持を受けています。
オーナーも何度も飲んだ事のある美味しいカベルネ。
ナパのカベルネで一番美味しいワインかどうかは本人次第になってしまうが、ワイン好きなら一度は飲んでみたいと思う一本なのは間違いなし。
おまけ
・Seghesio/Sonoma セゲシオ
Seghesio / Zindandel
ナパのワインばかり取り上げて来ましたが、実はソノマという隣接する地域も美味しいワインが沢山有り、当店のオープンから取り扱っているジンファンデルがセゲシオ。
値段も高くなく、非常に美味しいワインです。
ナパのワインばかり説明してきましたが、お手頃で美味しいカリフォルニアワインを下さいと言われればオーナーが進めるのはこちらのワイン。
当店に来店した数々のワイン好きのお客様にも美味しいと必ず美味しいと言ってもらえる一本。
Zinfandel ダークチェリーとブラックラズベリーの香り ほのかな白胡椒の含み 最初は柔らかで、タンニン、果実味、酸味の融和したバランスを持つ。
・Etude エチュード
Etude / エチュード
エチュードは、カリフォルニア州ナパ・ヴァレーを代表するワイナリーのひとつであり、特にピノ・ノワールの名手として知られています。1982年にワインメーカーのトニー・ソーター(Tony Soter)によって設立され、クラシックなフランス・ブルゴーニュスタイルを踏襲しながらも、カリフォルニアの豊かな果実味を活かしたエレガントなワインとして知られています。
エドチュードでは、「ワインは畑で作られる」という哲学の下、ナパ・ヴァレーやカーネロスなどの優れた畑から厳選したブドウを使用。
特に冷涼な気候を気にしたピノ・ノワールやシャルドネは、品種の個性を最大限に引き出し、吟味された味わいを実現しています。
また、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローといったボルドー品種のワインも評価が高く、熟成のポテンシャルを持つ力強さと、シルクのようなまともな口当たりを抑えています。
・Stags’ Leap スタッグス リープ
Stags’ Leap / スタッグスリープ
名前が同じで分かりづらいワイン『スタッグス・リープ・ワイナリー』
こちらは先ほど紹介したスタッグス・リープとは違うワイナリーのワインで、こちらのワイナリーで有名なのはプティ・シラーという品種。
シラーというだけあって、白胡椒感があり、バニラも感じられる風味溢れるワイン。
名前がなぜ一緒なのかと言うと、1990年代初め、最初に「Stag's Leap」(最初に紹介したワイン)と名付けられたワイナリー(「Stag's Leap Wine Cellars」)が著名になり、商標権に関する問題が発生しました。
そして、「Stags' Leap Winery」(プティ・シラー)で有名なワイナリーの名前が似ているとされ、商標の重複問題が浮上。
両者、スタッグスリープという名前を残し、「Stag's Leap」「Stags' Leap」はアポストロフィーの位置を、「's」の前と「s'」の後にするという事で合意し同じ地域での商標紛争を避けることができました。
カリフォルニア内でも、二つのワイナリーが同じと思っている人は多数いるほどにややこしいワインです(笑)
シャンフェ東京のオーナーが思うワインの楽しみ方
ワインを楽しむ際には、単に飲むだけでなく、楽しい時間を過ごしながら飲む事をお勧めします。
新しいワインに出会う時、『何を飲むか』も大事ではあるのだが、『誰と』そして『どこで』を大事にしたいと思っています。
世界に沢山のワインがあるのだから、色んなワインを飲んでみたいと思うのは当然。
そして、高級なワインにもなれば、同じワインを2度飲む事はないかもしれない。
その時の、雰囲気、匂い、体験、グラス、食事、会話、なども全部を含めてワインを楽しむというように思ってもらえると、『出会った事のない一杯のワイン』が一生忘れられない一瞬に変わるのではないかなと思っています。
シャンフェ東京で飲まないとしても、良いワインを飲む時は、素敵な思い出になれば良いなと心から願っています。
ワインはただの飲み物ではなく、時間や空間、人とのつながりを彩るもの。 どんなワインを選ぶかも大切ですが、それ以上に「誰と」「どこで」楽しむかが、特別な一杯を選びます。
ワインを味わうことは、人生の美しいひとときを刻むこと。皆様にとって、忘れられない一杯との出会いがありますように。